企業理念やビジョン、会社の方針に共感している程度をあらわしており、値が高いほど、それらに共感できると感じている人が多いことを意味します。
この因子を構成する質問
- 中長期的な会社の方針や目指す方向性は明確だと思った
- 会社の企業理念には共感できた
分類
エンゲージメント結果
環境要因 > 会社や仕事における環境・状況 > ビジョン・戦略の理解・浸透
この因子の偏差値が低い場合は...
従業員は、企業理念やビジョンを十分に理解できていないか、共感できていない可能性があります。
従業員は、業務上の様々な意思決定がしづらかったり、会社の方向性と関連が薄い選択をしやすかったりするかもしれません。
チェックリスト
- 企業理念やビジョン、方針は、従業員にわかりやすい形に落とし込んで説明されているか
- 企業理念やビジョン、方針についてのトップメッセージを従業員に示す機会はあるか
- 組織長や上司は、部下に、企業理念やビジョン、方針について定期的に説明しているか
- 企業理念やビジョン、方針は、従業員が確認しやすいように提示されているか(掲示、携帯カードなど)
- 企業理念やビジョン、方針に最近大きな変更があったか
施策例
アプローチ1
企業理念やビジョン、会社の方針(以降、「企業理念」)は、従業員一人ひとりが日々の仕事をするうえでの軸となるものです。
そのため、各従業員が企業理念を明確に理解し、共感できていないと、組織としての方向性が定まらずに迷走してしまい、組織全体の成果や評価にも悪影響が出てしまうことがあるかもしれません。
そうなると、各従業員の意欲や成果にかかわらず結果的に評価が下がることになりかねず、従業員の中で、貴組織や会社への不満が高まってしまう可能性があるため、注意が必要です。
まずは、従業員が、企業理念をよく理解できるように、しっかりと上司の方から伝えることが大切です。
お忙しいこととは思いますが、従業員が企業理念を理解しやすくなるよう、職場で企業理念についてのディスカッションの場を設けたり、それぞれの理解度に合わせてフォローを行ったりするなどの取り組みを行うことをおすすめ致します。
その際、企業理念を日々の仕事の中にどのように落とし込めるかという観点で話したり、企業理念に絡めてフィードバックを行ったりすることも有効です。
アプローチ2
従業員が企業理念に共感していないと、企業や組織への心理的なつながりや愛着心が薄れ、最終的に離職につながってしまうことがあり、注意が必要です。
しかし、企業理念への共感を高めることは、一朝一夕では難しいことが多く、上司の方からの継続的な取り組みが不可欠です。
従業員の共感度が低い理由が、従業員自身が持つ強い信念や想いによる場合には、上司の方は、じっくりと腰を据えて、そうした想いを聴き、企業理念との接点を見つけられないか継続的に検討してあげることが大切です。
従業員自身では見つけられなかった視点から、企業理念と従業員の想いとの共通点を探し出せれば、強い共感に転じさせることができる可能性があります。
また、上司の方は、貴企業・団体の企業理念が、社会的にどのような貢献や成果として表れているかを、日頃から意識して従業員に伝え続けることも大切です。
従業員が、自分の所属する組織以外の活動を含めた自社の社会的価値を認識することで、企業理念についての理解をさらに深め、共感していくことにもつながっていきます。