自分の仕事の目標や仕事における自分の役割についての指示があったと感じている程度をあらわしており、値が高いほど、明確に指示されたと感じる人が多いことを意味します。
この因子を構成する質問
- 仕事では、自分の仕事の目標が明確に指示された。
- 仕事では、自分の役割が明確に指示された。
分類
エンゲージメント結果
環境要因 > 会社や仕事における環境・状況 > 役割意識の醸成
この因子の偏差値が低い場合は...
仕事の目標や役割が明確に指示されていないと感じている従業員が多く存在する可能性があります。
指示伝達や情報の共有がうまくいっていないのかもしれません。
チェックリスト
- 従業員に目標や役割について伝える機会を持っているか
- 仕事の進め方や周囲との関わり方など、従業員へ期待していることも共有しているか
- 進捗確認の機会を持っているか
- 方針や目標、仕事内容に急な変化があったか
- 指示伝達の経路が複雑な状態(指揮命令者が複数人いるなど)ではないか
施策例
アプローチ1
従業員が、自分の仕事の目標やその仕事における自分の役割を理解しているかどうかは、仕事へのやる気や成果に影響を与える重要な要素の一つです。
上司の方は日頃より、業務指示の際には、目標や役割について従業員に伝えていることと思いますが、伝えたことと、伝わったことが必ずしも一致しないことがあります。
従業員によっては、目標が壮大すぎて曖昧に感じたり、経験や知識の不足などから指示された内容を十分に理解できていなかったりすることがあるかもしれません。
上司の方は、最終的な目標や役割の全体像を伝えるのと同時に、目標をプロセスごとにいくつかの細かい目標に分けて伝える、役割に具体例を交えて伝えるようにすると、従業員は身近な業務と紐づけることができ、理解しやすくなると考えられます。
また、組織目標に対する本人の目標を従業員自身に考えてもらうことができれば、当事者意識を高めることも期待できます。
従業員が業務を進めていく中でも、目標や役割について改めて伝えたり確認したりする機会を持ち、従業員が迷いや疑問を感じている場合は、可能な限りその都度解消してあげることが重要です。
アプローチ2
組織の目標について明確に示すことは、従業員が自分の目標や役割を認識し、仕事に意義ややる気を見出す上でも重要です。
上司の方は、従業員の職位や職種などの状況に合わせて、各々の仕事の目標や役割の伝え方に工夫をされていることと思われます。
従業員に、自分の仕事に対しより強く意義ややる気を感じながら取り組んでもらうためには、個人の目標・成果→チームの目標・成果→部門の目標・成果→組織の目標・成果→企業・団体の目標・成果、といったように、目の前の業務が企業・団体の目標につながっており、ひいては企業・団体の成果となる、ということがわかるように伝えることが重要です。
そうした理解の上に、各従業員の役割について説明することで、従業員は自分の役割についてより主体的に捉え、前向きな気持ちや創意工夫をもって自分の仕事に取り組むことができるようになると考えられます。
また、上司の方は、従業員が目標や役割に応じてとった行動に対して適宜フィードバックし、認識の修正や向上をさせていくことが必要です。