仕事での自分の役割や責任、必要な力などを理解できている程度をあらわしており、値が低いほど、理解ができていない、十分ではないと感じる人が多いことを意味します。
この因子を構成する質問
- 仕事において、必要とされる力(能力、知識、技能など)が十分に理解できなかった。
- 仕事において、自分の役割が十分に理解できなかった。
- 仕事において、自分の責任の範囲・程度が十分に理解できなかった。
分類
メンタルヘルス結果
環境要因 > ストレス原因 > 組織のマネジメント
この因子の偏差値が低い場合は...
仕事の役割や責任、その範囲などを十分に理解できていない従業員が多く存在する可能性があります。
指示伝達や情報の共有がうまくいっていないのかもしれません。
チェックリスト
- 仕事の指示伝達はきちんとおこなわれているか
- 上司や同僚に気軽に声をかけられる雰囲気があるか
- 急な仕事内容の変化があったか
- 従業員の能力や経験を超えるほど大きな裁量を与えていないか
施策例
アプローチ1
貴組織の従業員は、従事する仕事における自身の役割や責任、またそれを遂行するために必要な能力や知識等について十分に理解できていない状態かもしれません。
このような状態の場合、業務上の行き違いや成果にも影響が出ることが考えられます。
上司の方は日頃より業務を指示する際には、役割や責任の範囲等について従業員にわかりやすく伝えるよう努めていらっしゃることと思います。
しかし、従業員によっては、同じように伝えたとしても必ずしも上司の方が求めるように内容を理解できていない場合もあります。
ですから、上司の方は、伝えた内容が従業員に正しく伝わっているか、きちんと理解できているかを確認することが重要です。
確認するためには、従業員の側から伝えた内容をどのように理解したかフィードバックをもらうようにすると良いでしょう。
正しく理解できていないとみえる場合には、何を理解できていないのかを確認し従業員の理解できるように伝え方を工夫してあげる必要があります。
アプローチ2
業務を任せたときには、従業員が役割や能力、責任の範囲について正しく理解できていたとしても、業務を遂行していく中で生ずる様々な変化や課題などによって、従業員だけではそれらの見極めが難しくなることが考えられます。
こうした状況を防ぐためには、上司の方は、従業員が困った状況に陥っていないか、当初伝えていた役割や能力、責任の範囲に変更の必要がないかを定期的に確認することが大切です。
また、そうした役割の変化の中で、従業員の能力や経験を超えるほどの過度な役割を与えることになっていないかについても合わせて確認しましょう。
また、従業員によっては、自分の役割や責任の範囲等について理解はしつつも、具体的にどのように行動すべきか不明瞭な場合があるかもしれません。
そうした従業員には、役割に併せて自律的な判断と行動をとれるよう、より具体的な行動指示を出しながら、指導していく必要があります。