仕事の質的負担の程度をあらわしており、値が低いほど、仕事が難しいと感じる人が多いことを意味します。
この因子を構成する質問
- 仕事で、高度なことを要求された。
- 仕事で、迅速な対応が多いと感じることがあった。
- 自分の能力を超えた仕事をしなければならなかった。
分類
メンタルヘルス結果
環境要因 > ストレス原因 > 仕事の負担感
この因子の偏差値が低い場合は...
従業員は仕事の質的負担が大きいと感じている可能性があります。
全ての従業員に負担がかかっている場合と、一部の従業員に大きな負担がかかっている場合の両側面を考える必要があります。
チェックリスト
- 「仕事の量」の結果
- 急な仕事内容の変化があったか
- 急な目標の変化(納期短縮など)があったか
- 急な外部環境の変化(取引先の変更、新しいシステムの導入など)があったか
- 教育体制の整備はできているか
施策例
アプローチ1
日々仕事を遂行していく中で、当初より仕事内容や達成目標が変わることは、職場において頻繁に起こり得ることだと思います。
そのようなときに、業務を担当する従業員にとって、仕事の難易度が想定した以上に高くなってしまうことがあります。
上司の方は、最初に仕事を任せるとき以外にも、仕事内容や目標に変更があったときには、従業員に必要な能力やスキルが備わっているかどうかを確認することが大切です。
また、継続的に能力アップ、スキルアップを図るためには、教育体制を整えておくことも重要です。
貴組織に特有な知識やスキルについては、同僚間での知識を共有する場や勉強会などを設けてもよいでしょう。
また、仕事の難易度はさほど高くない場合でも、量的な負担が高いときには、通常できていた水準まで仕事をこなすことが難しくなる場合があります。
従業員がこれまであげていた水準を満たせなくなっている場合は、こうした点にも留意が必要です。
アプローチ2
貴組織の従業員は、難しい仕事に挑戦しなくてはならない、慣れていない/苦手な仕事を任されたなどの状況に置かれているのかもしれません。
仕事の質は過剰に高く、困難である場合には従業員が前向きに取り組むことができなくなると考えられます。
しかし簡単過ぎる仕事では、やりがいを感じられないこともあるでしょう。
つまり、「適度な質の高さ」を見極めることが必要ですが、これは個人によっても異なりますし、必ずしもコントロールできるとは限りません。
そのため、仕事の質自体を変える試みはうまくいかない(実現できない)ことが多いです。
重要なのは、たとえ難しい仕事であっても、上司または同僚からきちんとサポートを受けられることを従業員が実感できていることだと考えられます。
そのためには従業員に難しい仕事を与える際に、その仕事が難しいことは上司が理解していること、困ったときにはサポートを受けることができること、などを明示することが必要です。